【#艦これ】米海軍の日本技術使節団の報告書を読んだんだが
米海軍の昔の報告書に日本の技術について書いてあったようです。
海外の提督さん(スレ主)
米海軍の日本技術使節団の報告書を読んだんだが、なんと、彼らは日本海軍のボイラー設計に感心していなかったんだ。まったくね。時々、著者が不信と混乱と軽蔑の間を常に行き来しているのがわかるような文章を読むことがあるでしょ? ああ、これもその一つだった。
彼らは特に大和のボイラーを貶している。どうやら、(日本海軍特有の)汚損を補うために余分なバーナーを搭載していたようだ。しかし、それは余分なもので、同時にすべてのクリーンバーナーを使用するとボイラーを溶かしてしまうため、フル出力の試験には使用されなかった。見よ!日本海軍エンジン設計の最高峰!
…ああ、大和が高速戦艦になるなんてありえないよ、開発に10年かけるか外国製エンジンなしにはね。
それと、島風の特別な「高圧」ボイラーが2回ほど出てくる。そのほとんどは、ボイラーを運転しなければならなかったかわいそうな人たちに対する同情からだ。
偶然にも、彼らは十分な換気の欠如を日本海軍のボイラーの最大の弱点と考えていた。十分な空気の流れがなく、空気をうまく利用できなかったために、多くの問題が発生した。簡単に言えば、米海軍艦船よりも「肺」が弱いのだ。これは、うるさいアメリカ人というステレオタイプにぴったり当てはまる。
海外の提督さん
大和はホテルの名にふさわしく、引っ込み思案である。なぜなら、彼女は何度も危険から遠ざけられ、隠されていたからだ。
ところで、大和改二が高速戦艦であることは、スーパーヤマト(注:たぶん改二重のこと)より重要ではありませんか? 現実では問題を解決するために別のボイラーに換装する計画はなかったのでしょうか? 改二にするために「新型ボイラー」を二個も使わせてのは、こういったことを反映させたものだと思います。
↑ 海外の提督さん(スレ主)
日本海軍の実験用ボイラーも、実際はそれほど良くはなかった。設計上の欠陥に加え、非常に人手を要するアプローチを採用していたため、膨大なメンテナンスと手動制御が必要となり、ボイラーは頻繁に故障し、使用も苦痛だったが、製造・使用に携わる人々と設計者とが完全に別人だったため(これは日本帝国の設計全般に広く見られる問題)、簡単に解決できるものではなかった。
しかし、最も重要なのは、日本には技術がなかったということだ。冶金、ボイラー設計、溶接、品質管理などの面で、日本は米海軍より10~30年遅れていた。日本は持っているものを活用するのが非常に上手で、そもそも戦争を戦うことができたのもそのためであり、時には単に規模を大きくすることで強引な解決策を講じることもあった(大和型や秋月型を参照)。しかし、日本の産業化は遅れ、産業を築くのではなく最終製品(かっこいい船 UwU)に重点を置いていたため、世界の他の国々に追いつくのに苦労していました。覚えておいてください、彼らはまだ工場から飛行機を運ぶのに牛車を使い、重要な軍事物資は小さな工房で作っていた。米国が技術リーダーになるまでに、国内産業全体を破壊し、外国からの援助とまったく新しい考え方でそれを根本から再構築する必要があった。
問題は、ある一定のレベルを超えるとエンジンを増やしても力ずくでは動かせないということだ。船が大きくなるとより多くのエンジンが必要になり、そのためにさらに船が大きくなり、さらにエンジンが必要になり、これが無限に繰り返される。サウスダコタ級からアイオワ級への唯一の実際の変更点は速度が 4ノット増加したことだが、これにより、馬力が50%以上増加し、全長が33%長くなり、重量がほぼ15,000トン増加した。
公平を期すために言うと、アメリカもこの分野では実に優れていた。エンジン、射撃管制、火砲はアメリカ海軍の得意分野で、すでにかなり進んでいた。そして大量生産には大きな利点があった。日本海軍は基本的にあらゆる用途に特注のボイラーを持っていたが、アメリカ海軍は1938年に駆逐艦用新型ボイラーのマニュアルを1つ書き、500台ほど製造してそれで終わりにした。だから、報告書の著者がこれを、例えばフレッチャーのボイラーと比較すると、世界中の95%のボイラーは及ばないことになる。
↑↑ 海外の提督さん
日本海軍は間違いなく地球上で最も有能な1930年代の艦隊であったという言葉を覚えているが、問題は彼らが1930年代で止まってしまったことだ。アメリカ海軍は1943年、1944年頃には明らかに1940年代の艦隊だった。アメリカが持っていた工業的な優位性がなかったとしても、アメリカは戦時中盤までに彼らよりも優れたものを建造していた。海軍の産業哲学が「彼らよりも良いものを作る」というものである以上、理想的な状況とは言えない。
↑ 海外の提督さん
大和が「引っ込み思案」であるという公式の解釈には、まだちょっと同意できない。
大和はもっと優柔不断な女の子であるべきだと思う。

昔から日本は既存の物を活用したり改良するのは得意だけど、新しい物を開発するのは苦手だったってことですか?